スタイルフィット構想ができるまで
「増え続ける日本の社会保障費」
日本の社会保障費は年間数兆円ずつ増え続けています。このままでは医療・介護保険制度は成り立たなくなり、増税の一途をたどるか医療保険の負担割合のアップしか道はありません。
「予防でしか成り立たない」
日本は今後、増税国家となり賃金は上がらず経済はますます停滞していきます。解決法は、病気を未然に防ぐ体づくりしかありません。事故やケガでの通院や入院は仕方のないことですが、不摂生や運動不足が原因であれば生活習慣や適度な運動により未然に防ぐことができます。
「日本のフィットネス人口は国民の３％」
ところが過去10年以上、日本のフィットネス人口は３～４％と言われており欧米の18～20％と比較し明らかに低いです。原因は、国民皆保険により病院費用が安いこと（アメリカは自己負担）とフィットネスの月会費が高いことが原因と我々は考えています。
「まずは金額を決めました」
運動不足が顕著になる40歳台のサラリーマンのおこづかいは3,5万円と言われています。このサブスク時代に5,000円もするフィットネスクラブでは通い続けることは困難です。また、忙しいサラリーマンや遊び盛りの若者は毎日の自由時間は大体2時間程と考えられます。そうであれば、週1回通っていただく適正金額として月1,650円に価格を決め、次に余分な設備や経費を削っていくことにしました。
「フィットネスは価格を安くできない構造」
ビジネスにおいて価格を安くすることは「誰にでもできる」ことと言われ、悪手の一つと言われています。しかし、ことフィットネスにおいては安くすることの方が困難でした。最大の理由は、安くすることで会員が増え混雑し運動ができなくなってしまうことです。例えば月7,500円のフィットネスクラブに対しスタイルフィットは1,500円（税抜）なので、5倍の集客が必要になりますが、実際に5倍の集客をすると満員電車状態になってしまいます。
『10年後の基準をつくる』
このように、高くするよりも安くする方が難しいのがフィットネスであり、ビジネスとしても無謀なチャレンジですが、冒頭述べた通り、健康をもっと身近にしなければ日本の未来は見えません。今、スタイルフィットの収益構造は手探りですが、それでもフィットネス人口を20％にし健康を身近にすることをミッションとし、10年後の基準をつくります。会員の皆様はもちろんのこと地域の方にも応援していただければありがたい限りです
StyleFit
代表取締役 下沢貴之